- 家をきれいにしたい方
- 家の物の配置を決めたい方
- 家の片付けをしたい方
皆さんは、家の整理整頓は得意ですか?

モノをよくなくしちゃうよ。
モノなくしますよね。私も得意ではありません。
以前は、ものをどんどん散らかしてましたし、「あれどこいった」とモノを探していました。
料理をしていても、調味料が見つからなくてお肉を焦がしてしまったり、掃除をしているのにどんどん散らかってしまったりといったこともありました。
そんな私は、今は整理整頓ができるようになっています。
それは整理整頓のコツをしっかりと学んで、定着できるように仕組み化したからです。
今回は整頓のコツを紹介します。
今回の考え方は、日本一のメーカーである、トヨタの考え方をもとに整頓することにしています。
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整頓とは

まず初めに、整頓とはどのようにした状態でしょうか?
物の掃除するには、5Sが重要と言われています。
5Sとは、
- 整理 seiri
- 整頓 seiton
- 清掃 seisou
- 清潔 seiketsu
- しつけ shitsuke
これらの頭文字Sをとったもので、整頓はその2つに当たります。
整頓は、「必要なものを、必要な時に、必要な分だけ取り出せるようにすること」です。
ざっくり言うと、ものを使いたいときに、すぐに取り出せる状態にしておくことです。
- ものが取りにくい位置にある
- 位置はよくても、ごちゃごちゃとして、ものが取り出しにくい
これらはダメってことです。
極端な例で言うと、「包丁がテレビの前にあっても使わないよね」っていうことです。
包丁は最も使うキッチンで、さらに一緒に使うまな板とセットで、整頓しておきましょうというのが整頓になります。
整頓の方法

整理できている事が前提
整頓は5Sの中で、整理次に来るSです。
ものを取りやすくするためには、ものを減らすのが1番効率的です。
整理に関しては、他の記事を参考にしてみてください。

整頓はものの位置決めから
整頓するために、まずは物の位置を決めましょう。
ものは、使う位置がほとんど決まっています
- 包丁ならキッチン
- リモコンならテレビの前
- ハンコなら玄関
このように、ものと使う場所はセットで決まっています。
なので、「すべてのものは使うものの位置にあること」が重要です。
もちろん、食器棚のように複数の食器を1つの場所に集約することもあります。
1つの場所に集約する場合は、使う頻度が多いものを最も取りやすい手前にしましょう。
整頓で、ものを戻す場合にも、「使いやすさを考えた位置に戻す」ということも重要です。
ものを詰め込みすぎない
棚や引き出しにものをしまうと、一見ものがなくなったように見えるので、きれいに見えます。
ですが、実際に使うときに引き出しを開けて取り出します。
引き出しに物を入れただけでは整頓できたことにはなりません。
使いやすい時に、使えるようにすることが整頓です。
ものがごちゃごちゃあって、すぐ取り出せない状態は整頓できていません。
不要なものは整理して、使用頻度が高いものは引き出しの手前に置くようにしましょう。
ものを整頓する習慣付け
ものの位置が決まったら、定位置化させるために一工夫しましょう。
この一工夫こそが、習慣付けに繋がります。
- 他の中にカゴで分ける
- 仕切りを立てたる
- 線を引く

カゴや仕切りでスペースが減っちゃうんじゃないの?
こんな心配される方もいると思いますが、ものが整理されていれば充分入るスペースがあります。
さらに、一つ一つ仕切られていることで、ものを取り出しやすい状態にもなっています。
ですが、細かい仕切りだらけを使って、逆に使いにくいようになってしまっては意味がありません。
食器棚のお皿のように、仕切りを使えない場面もあります。
そんな時は、線を引きましょう。
線は、剥がれやすいマスキングテープや消せるマーカー等で引くことができます。
線があるだけで、線を超えないようにしたり、線を踏まないようになります。
1つの例として、サッカーのフリーキックの時に、壁の前に白い線が引かれるようになりました。
フリーキックの際の壁が前に出てこないようにするためです。
たった一本線を引くだけですが、ルールを守るようになりました。
家の物の整頓でも、同じように線を引くだけで位置を守ることができます。
定位置にものの名前を書く
マスキングテープや、線を引いたところに物の名前も書いてしまいましょう。
本当はテプラで貼るのが1番良いですが、テプラを用意するのがめんどくさいですよね。
手軽にするために、定位置にものの名前を書きましょう。
書くメリットは2つです。
- もの一つ一つの場所を覚える必要がない
- 家族で使っている場合に、ものをどこに戻したらいいかもすぐわかる
家族に、同じように戻してもらった場合に、「ここは戻しにくい」と言われた場合は、物の場所を家族と相談してみてはどうでしょうか。
整頓の具体例

キッチン
キッチンは、毎日料理をするために使います。
毎日の料理にストレスがないよう、整頓して使いましょう。
ものが使いやすければ、料理している間余裕ができ、料理のミスが減りますよ。
調味料はまとめる
調味料はまとめて保管しましょう。
炒め物など、さっと取り出す時に整頓できてないと不便です。
よく使う調味料は、コンロ周りに置いておきましょう。
私のオススメは、換気扇に引っ掛けるタイプです。
直置きしてないので、コンロ掃除も簡単です。

調理グッズは引っ掛ける
- 菜箸
- トング
- おたま など
よく使う調理グッズは、引っ掛けて取り出しやすいようにしましょう。
引っ掛けると、取り出しやすくなります。
調味料同様に直置きしないと、掃除する手間も減ります。
調味料とセットのものがあり、非常に便利になっています。
フライパンは立てて保管
ティファールなどの、取っ手が取れるフライパンは収納しやすくなってます。
でも使いたいときに、フライパンを取り出しにくいこともないですか?
使う頻度が高いフライパンは、立てて整頓しましょう。
立てて保管するには、フライパンラックが便利です。
使うときにさっと抜くだけ、戻すときにさっと入れるだけで完了します。
お皿は積み重ねて整頓
お皿は食器棚に積み重ねて整頓しましょう。
よく使うお皿ほど、食器棚の手前に置いておくと便利です。
フライパンのように立てるタイプもありますが、立てると1枚ずつしか取り出せないので、私個人的には不便です。
家族分を一気に取り出せるように、お皿は積み重ねておきましょう。
タッパーは透明で同じもの
料理の作り置きの保管に使うタッパーは、中身が見えるように、透明なものにしましょう。
冷蔵庫に入れて、食べ忘れる事がなくなります。
大きさを揃えると、積み重ねやすく、統一感も出てきれいに見えます。
リビング
家族全員が使うリビングは、ものが散らかりやすい場所です。
だれでも使えるように、整頓しましょう。
リモコンは固定
リモコンは、固定して使いましょう。
チャンネル変更は面倒でも、とにかく机の上に保管しておきましょう。
リモコンをあちこちに移動させて、「リモコンどこいった問題」を解決できます。
最近は、スマホがリモコンになります。
私は、ネイチャーレモを使っています。
チャンネル変更は、アレクサに頼んでしまうのも1つの手です。

本棚の本は立てる
本は、見えるように立てましょう。
横に倒れていると、見た目も悪くなります。
本棚の奥に隠れるような本は、整理して本棚の本も少なくしましょう。
整理しすぎて、本が立てられなくなった場合は、仕切りを使って立てましょう。
ハンコは玄関へ移動
皆さんの家にハンコはリビングにありませんか?
ハンコは基本的に、玄関で物を受け取る時にしか使わないですよね。
大切な書類には、印鑑で捺印するはずです。
ハンコは、玄関に移動させて使いましょう。
ハンコを置くスペースがなければ、引っ掛けて使いましょう。
私の家でも、引っ掛けてハンコを使っています。

取扱説明書
ものを買うと、いろいろ取扱説明書が溜まります。
何かあった時のために、保管する人も多いのではないでしょうか?
ですが、取扱説明書はほとんど使うところはありません。
取扱説明書は、ファイルケース等を1つにまとめておきましょう。
ググって説明書が出てくるのであれば、サイトだけメモしておいて保管しないと言う手もありです。
玄関
玄関は、みんなが出入りする場所です。
家に毎日引きこもらない限り毎日通るし、お客さんが来たときにきれいにしてると、できる家感がアップします。
前述の通り、ハンコは玄関に置きましょう。
靴は履くものだけ
靴はとにかく整理しましょう。
1日1セットしか使うことができません。
使わない靴は、箱に入れて押し入れに入れていきましょう。
飾りたいなら、リビングやケースの中に保管しても良いはずです。
玄関に飾る必要はありません。
郵便物は玄関で処分
いらないチラシや広告などの郵便物はよく届きますね。
詳しく読まないものは、玄関で捨てましょう。
玄関に、A4が入るケース1つあれば充分です。
玄関で郵便物をさっと見て、不要なものはどんどんケースに入れましょう。
ゴミ出しの時に、ケースに入った郵便物を袋に入れてしまえば、郵便物が家の中で散らかる事はなくなります。
傘立ては扉に貼り付ける
何かとスペースを取る傘立ては、出入り口の扉に磁石で貼り付けてしまいましょう。
傘の重みで倒れたりする面倒なこともなくなります。
私が使っている写真はこちらです。

大きな傘も、折りたたみ傘も同じように収納することができます。
帰ってきたときに、傘を玄関に差し込んだら終了です。
お風呂
毎日入るお風呂は、整頓してせずに放っておくとカビが入るので、きれいにしていきましょう。
清掃道具は、基本的に引っ掛けて床におかないようにすると便利です。
シャンプー、ボディーソープは引っ掛ける
シャンプーやボディーソープは置きっぱなしにしているいると、底面がヌメヌメしたり、カビが生えたりします。
私のオススメは、引っ掛けて端詰め替えの袋のまま使うことです。
カビが生えないしボトルのところを洗う手間も省けます。
万が一汚れても、ボトルと違って毎回すれば問題ありません。
最後まできれいに使いきれるのも魅力的です。
お風呂掃除セットは引っ掛ける
- スポンジ
- 洗剤など
お風呂掃除セット一式は、引っ掛けて放置しておきましょう。
使うときに取り出して、使い終わったら戻すだけです。
掃除道具を直で置いていると、置いたところが汚れてしまいます。
掃除道具で汚れたところを掃除するとか、訳わからないことをしなくていいです。
メイク落としなど
女性が使う、メイク落としなど小物がたくさん置かれているのではないでしょうか。
全てを引っ掛けるわけもいかないし、いちいち掃除するのが面倒です。
水を少しでも切るために、薄めのスポンジを下に引いておきましょう。
使わなくなったスポンジを切って、水切り用に使うと便利です。
子供のおもちゃ
お風呂で遊ぶための、子供のおもちゃは、おもちゃ入れに入れて引っ掛けておきましょう。
おもちゃを片付けさせる練習にもなります。
カビが生えないように、直置きしないようにしましょう。
オススメの整頓グッズ

整頓の具体例でも紹介しましたが、最後にまとめてオススメの整頓グッズを紹介します。
私の収納のオススメは
- 引っ掛ける
- 立てる
- 見やすくする
これらのいずれかにあたる物です。
引っ掛ける
S字フック
S字フックは、棒に引っ掛けるために使いましょう。
キッチンやお風呂場など、探してみると意外とひっかけられるところが多いはずです。
壁に貼るフック
突っ張り棒がなくて、ひっかけられない時は壁紙に貼れるフックを使いましょう。
賃貸でも壁紙を汚さないので、非常に便利です。
私はカレンダーやハンコ、メモなどを引っ掛けています。
ものを立てる
ファイルケース
ファイルケースは、取扱説明書や本などの収納に便利です。
立てていると、きれいなだけでなく取り出しやすくもなります。
フライパンラック
よく使うフライパンは、立ててきれいに保管しましょう。
頻度が少ないフライパンは、整理しておきましょう。
ものを見やすくする
透明なタッパー
透明なタッパーは、冷蔵庫の保管に使います。
見えると場所もわかりやすいので、取り出しやすくなります。
積み重ねられるように、同じものを買いましょう。
収納ケース
ものが見やすくするように、底が薄い収納ケースを使いましょう。
小物などを見えやすく取りやすくします。
整頓しましょう

今回は整頓するための方法を紹介しました。
整頓すると、ものが使いやすくなります。
ものが使いやすくなると、毎日の家事の時間短縮にもつながります。
「あれどこいったっけ」と探している時間がなくなるので、毎日の家事が少しずつ短くなるはずです。
一度使いやすい場所に決めてしまえば、この先の作業が楽になりますよ。
ぜひ一度お試しして下さい。
皆様の良い整頓生活を願っています。
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